コラム

「コスプレ写真作品を一冊の本に」
自分で作る世界にひとつだけのフォトブックの楽しみ方

2017.12.13

今回は、世界コスプレサミット2015・2017日本代表コスプレイヤーのマヒオさんにフォトブックの作り方と楽しみ方を教えていただきました。
マヒオさんが作ったのはコスプレ写真作品を1冊にまとめたフォトブック。写真の選び方からレイアウトまで、気になるポイントを見ていきましょう。


撮りためた写真作品はやっぱり紙の本にまとめたい!


家族写真やブライダルだけでなく、昨今ではコスプレイヤーさんたちの活動の一環としてもフォトブックは人気を集めています。
衣装やメイク、そして写真にも力を入れてアニメや漫画、ゲームの世界観を表現するコスプレ活動。その活動の中で撮った写真で、自分だけの作品集を作れることが、フォトブック人気の秘訣のようです。



「この写真は、私が今まで作ったフォトブックの一部です。一緒に活動している友だちと1年間の活動の記録として作ることが多いです。」


フォトブック作りはまずイメージをまとめよう


普段から撮った写真を使って名刺などを作っているというマヒオさん。初めて会うコスプレイヤー同士で交換した名刺が話題のきっかけになることも多いそうです。


普段から撮った写真を素敵に活用しているマヒオさんに、今回作成したフォトブックについて、作成のコツや感想などを教えていただきました。



「今回は私がこだわって作った2015年~2016年のコスプレ活動の記録のフォトブックをベースに、フォトブックの作り方についてご紹介します。

フォトブックを作るには、まず目的を決めると良いと思います。それによってどんな写真を使うかや装丁、予算なども決まってきます。目的は例えばこんな感じです。

・作品やキャラでイメージをまとめるコンセプトフォトブック
・グループや個人の1年間の活動をまとめる活動レポートとして
・友だちの誕生日にサプライズプレゼントする記念に
・たくさん作って配布用に

このように目的は様々です。特にコスプレは気合の入った写真だからこそ、装丁やレイアウトデザインにもこだわりたいですよね。」


「今回私が利用したマイブックには、ブックサイズやテンプレートがたくさんあって悩みましたが、作りたいフォトブックのイメージをまとめたことですっきりと決めることができました。今回私が作りたかったフォトブックのイメージは・・・

・スタンダートな本の形にしたい
・カバンに入れて持ち歩けるA5サイズくらいにしたい
・アルバムの装丁にはちょっと高級感を出したい

というもの。そして写真を生かしたブックサイズ選びのポイントはこんな感じです。

・使いたい写真に縦長(ポートレート)が多い&表情などの顔アップが多い→縦型タイプ
・使いたい写真に横長(ランドスケープ)が多い&風景主体の写真が多い→横型タイプ
・Instagramの写真をまとめるなら→正方形タイプ

私が使いたい写真は横長(ランドスケープ)のものが多く、1ページに1枚の写真をどーんと大きく載せたいと思っていたので、今回はブックサイズは横型、テンプレートは“ファミリーズ(横長)”を選びました。マイブックのテンプレートは写真をはめ込むだけで作れる機能ですが、私は自分好みにカスタマイズして編集しました。」




「写真を大きく見せるフォトページと、舞台写真やステージパフォーマンスの様子を細かめにコラージュしたページを組み合わせています。
使う予定の写真を1つのフォルダにまとめておくと、編集のとき便利なのでおすすめです。」


▼マヒオさんが利用したサービス
マイブック ハードカバー 140Yサイズ(横型) ニス加工
テンプレート「ファミリーズ」をベースにカスタマイズ


フォトブックをめくる楽しみ




「完成したものが、こちら!写真は表紙と裏表紙です。専用のケースもついていて、高級感が出ました……!」





「中のページも綺麗に仕上がっていて、ページをめくりながら我ながらニヤニヤ……(笑)」


「自分たちの活動記録が、手に取れる形になった瞬間はテンションが上がりますね!

フォトブックのほかにも、コスプレイヤーやカメラマン、原作ファン同士の交流で配る“コスプレ名刺”を作ったり、コスプレスナップ写真をみんなでシェアしたり、コスプレでプリクラ(コスプリ)を撮ったり………。写真とコスプレは、本当に切っても切れない“つながり”があります。」



「こちらの写真は、イベントの記念に撮ってもらった写真や配布用に作った名刺たち。友だちからもらったたくさんの名刺や写真も、自分のフォトブックと一緒に保存しています。

コスプレ写真は、基本的に自分たちだけでがんばって作って楽しんでいます。今後SNSなどでコスプレイヤーの写真を見かけたら、“ああ、この人たちも日々あれこれ工夫して写真撮ってるんだろうなあ”と、温かい目で見守っていただけたら嬉しいです!」


コスプレの写真撮影・写真レタッチ・そしてフォトブックの作成。コスプレイヤー流の写真の楽しみ方を3回にわたってマヒオさんに紹介していただきました。
写真を撮ったり、共通の趣味を持つ人と交流したり、オリジナルの写真作品を作ったり…コスプレに限らず、写真を通じて好きなものをもっと楽しむことができます。
「やってみたいな」と感じたら、工夫した撮影やレタッチ、フォトブック作りにぜひ挑戦してみてください!

(マヒオ)

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