コラム

もうすぐハロウィン!
コスプレ写真をかわいく撮るコツは?

2015.10.21

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日本でもすっかり定着しつつあるハロウィン。
子どもも大人も楽しくコスプレ、仮装パーティーを楽しむ時期が近づいてきました。

今回は、そんな楽しいパーティーシーンやディスプレイの小物などを上手にかわいく撮るコツをご紹介します。

ハロウィン衣装を綺麗に撮影するコツ


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ハロウィン衣装の色あいは、黒いマントの衣装や濃い紫色、濃いオレンジ色のかぼちゃなど、比較的濃く暗い色の衣装や小物が多いですよね。そんなコスチュームの人物を撮った時、明るく写りすぎた経験はありませんか?
それは、カメラのオート露出機能が、黒い衣装や濃い色のアクセサリーを『暗い』と判断して明るく写そうとするからなのです。

黒いものを黒っぽく写すには、露出補正をマイナス側に設定しましょう。マイナスにするとは、暗めに写るようにカメラを調整するということです。露出補正という機能は、多くのカメラの場合、+/-で表示されているボタンを押しながらダイヤルやレバーを操作して設定します。
+側に調整すると写真全体が明るくなり、-側に調整すると写真全体が暗くなります。

でも、どのくらい補正したら良いかよくわからない……そんな時は、写真に写った顔の部分を見てみましょう。顔が明るすぎず暗すぎず、程よい明るさで写っていればOKです。

この露出補正という機能を知っておくと、夜景や逆光など、明るさが気になるシーンで応用できます。

子どもの目線でかわいく撮ろう!


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子どもを撮るときは、同じ目線になるように低い位置から撮影しましょう。しゃがんだり座ったりして撮影してもいいですし、カメラの後ろについている液晶画面が動くミラーレスカメラなら、立ったままでもカメラを低い位置に構えることができます。そういった機能を使って撮影することもおすすめします。

大人目線で、立ったまま見下ろすように子どもを撮影すると、床や地面ばかりが背景になってしまいます。しかし、カメラを構える目線が子どもと同じになると、子ども同士の視線で見たような、楽しい背景の中での表情が撮れますよ。

時には、子どもが遊んでいる自然な表情を撮影する


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記念写真だからといって、目線をカメラにむけてもらうばかりでは、おきまりの表情やピース写真ばかりになってしまいます。
時には、夢中で遊んでいる子どもの自然な表情を撮影してみましょう。 しかし、決してカメラを動かして追いかけ回してはいけません。それでは、ブレた写真が多くなってしまいます。

まずは子どもが興味を持ちそうなアイテムを置いて、そこで遊んでいるシーンを狙って撮ったり、時々、子どもの名前を呼んで振り向いてもらったりして、夢中になって遊んでいるシーンを撮影しましょう。

走り回る子どもを撮るなら、オートフォーカスのモードを、連続でピントを追いかけてくれるモードや、シャッターを押している間何枚も撮影できる連写モードにして、めまぐるしく変わる表情や動きを何枚も撮影するとよいでしょう。

きっと、目線とキメポーズの記念写真とは一味違った写真が撮れちゃいますよ!

ハロウィンのインテリアや小物を撮るコツ


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衣装と同じく、インテリアや小物も黒っぽい色あいのものが多いハロウィン。
ものによっては、中からキャンドルや照明で光らせて演出した小物があります。
そういった小物を、雰囲気を生かして撮影するには、少し暗めに撮影してみましょう。
特に、中からろうそく風の明かりで照らしている小物は、中からの明かりよりも強い光を外から当ててしまうと、せっかくの雰囲気が台無しになってしまいます。飾ったままの雰囲気で撮影したい時は、少し暗めの状況でもフラッシュを使わずに撮影しましょう。手ブレを防ぎたい時には、ISO感度を上げて、シャッタースピードを早くしたり、三脚を使ったりして撮影しましょう。

(川上博司)

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