コラム

今年の夏こそ!

打ち上げ花火を綺麗に撮るポイント(入門編)

2015.07.10

夏の夜空を彩る「花火」。一瞬で散ってしまうその儚い美しさに、皆さんも一度はカメラを向けたことがあるのではないでしょうか。

ただ、普通に撮影してもなかなか綺麗に写らず、「実際はもっと綺麗だったのに…」とがっかりした経験がある方も多いと思います。

今回は、難しいことは一切抜き!
すぐに真似できる花火撮影のポイントをご紹介します!

これは用意して!花火撮影に必要なもの

■最低限
・一眼レフカメラ
・三脚

■あったら便利
・レリーズもしくはリモートコード
・ライト(100均で売っているような小さなライト)

必要なものはこれだけ!レリーズは無くても撮影できますが、手ブレのほとんどはシャッターを切るときに起こるので、あるに越したことはありません。一眼レフの場合はキットのズームレンズで十分対応可能なので、高価なレンズを買い足さなくても大丈夫!

ベストショットは場所取りから!

花火撮影は場所取りが重要。というのも、花火大会はすごい人混みなので「この場所撮りづらいな〜」と思っても、一度決めた場所から移動することが難しい…。三脚をセットすることを考えても事前にロケハンするのがベストです!

・近ければ近いほどいいは間違い!
目で見る分には近い方がいいですが、写真は別!花火のアップだけでは無く、周りの雰囲気も一緒に写真に残せるよう、会場に合わせて適度な距離を見つけましょう!

いざ実践!カメラの設定方法は?

基本設定は、「ISO100/F11」と覚えておきましょう。ISO感度は固定したまま、花火の明るさや色によってF値を調整していきます。

■露出
 ダイヤルをマニュアル(M)に合わせる。
 絞りはF11前後。
 シャッタースピードはバルブに設定する。
 ※バルブ…シャッターを押している時間がシャッタースピードになる設定。

■ホワイトバランス
 ホワイトバランス(WB)は、「白熱球」がオススメ!
 思い通りの色にならない人はオートになっていませんか?

■ピント
 オートフォーカス(AF)は使わず、マニュアルフォーカス(MF)に設定。

露出もピントも全て「手動」が花火を綺麗に写すポイントです。手動だと難しく感じてしまうかもしれませんが、一度覚えてしまえば簡単!
花火によって大きさが違うので、打ち上げ音に合わせてシャッターを押し、花火が上がり火の粉が消えるくらいを目安に指を離してみてください。


レンズの望遠側を使い、花火が開いたところを画面いっぱいに撮ると迫力ある写真を撮ることができます。


河川や湖畔だったら水面に映る花火を写したり…
会場によって構図を工夫して撮影してみてくださいね。

この夏は、失敗を恐れずたくさん花火を撮りましょう!
(maaya)

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