コラム

記念写真の撮り方~卒業式・入学式を撮るコツ~

2016.03.08

もうすぐ春ですね。春といえば卒業&入学シーズン。
そこで今回は、大切な日の記念写真を撮影するコツをご紹介します。後からは撮り直しができない一瞬を、撮り逃して後悔しないようにしましょう!

成長の変化が見える写真を撮る


入学写真や卒業写真は、お子さんの成長の思い出です。入学当時に撮影した同じ場所、同じような構図で撮影すると、その2枚を並べて見た時に、成長を感じさせてくれる写真になります。
アルバム作りの時、そんな2枚をページの左右にレイアウトするのもおすすめです。

望遠レンズで自然な表情を撮ろう

望遠レンズを使って遠くから撮影すると、カメラを意識していない自然な表情が撮れます。さらに、望遠レンズの特徴である、背景がボケる効果で主役のお子さんが背景から浮き立つような素敵な写真になります。
ただし、望遠レンズはブレやすいので、使い慣れていない方は、式の前に使い方の練習をしておきましょう。
できるだけブレないように構えるコツは、左手でレンズの中ほどのバランスの良いところを持ってカメラを構えることです。

レンズ交換は慌てず落ち着いて!

レンズ交換の際は、カメラ側のレンズ取り付け部分が下を向くようにしてレンズの脱着をしましょう。カメラの開口部が上を向いているとそこからホコリなどがカメラ内に舞い落ちて、写真に小さなゴミの影を作ってしまう場合があります。レンズ交換の際は、カメラやレンズを落とさないようにすることと、ホコリのカメラ内への侵入にくれぐれも気をつけましょう。

看板を隠さないように立とう!

入学式や卒業式では、記念の看板と一緒の写真が欠かせません。その時に注意したいのが、看板を隠さないように立つことと、まっすぐに撮ること。
何をいまさらと思われるかもしれませんが、意外なことに、どちらもしっかり撮ろうとして、カメラの中央に看板を入れて構え、さらにお子さんにも中心に立ってもらったがために看板の下の部分がお子様に隠れて写っていないということがあるのです。
さらに、横位置にカメラを構えることに慣れていると、縦長の看板と人物を撮影しようと、いざ縦にカメラを構えた途端に、カメラが傾いて斜めになった写真を撮ってしまうことが多いのです。水平垂直をしっかりまっすぐ撮影したいときは、カメラの水平を確認する、電子水準器が内蔵されているものもありますので、積極的に使ってみましょう。

思い出の場所を巡ろう

卒業すればしばらく訪れることのなくなる、思い出の詰まった学校。そんな印象深い場所で、いつも過ごしていた時のように記念写真を撮っておきましょう。
校舎といっしょに写った姿、机で勉強している姿、使っていた文具などの小物なども撮影しておくと、アルバム作りのアクセントになります。お子さんとその身の回りにあるものをいっしょに撮影しておきましょう。

高い位置にある背景は低い位置から撮ろう!

桜の花や高い位置に掲げられた看板などを背景にしたいときは、低い位置からカメラを構えましょう。見下ろすように写真を撮ると地面が背景になってしまいます。逆に、低い位置から撮影すると、高い位置にある看板や桜、空を背景にすることができます。しゃがんで撮影するか、カメラを低い位置に構えて液晶画面を確認しながら撮影しましょう。

セルフタイマーで「家族写真」の撮影

セルフタイマー機能やスマートフォンを使ったリモート撮影機能を使って、家族写真も撮っておきましょう。セルフタイマーは、連写モード選択機能の中に入っていることが多いです。
最近のミラーレスカメラや液晶画面を見ながら撮影できる一眼レフカメラの中には、スマートフォンで画面を確認し、カメラから離れた状態でも撮影できる機能が付いているカメラもあります。説明書を見ながら事前に設定方法を確認し、三脚を用意して是非、素敵な日の家族全員の写真を残しておきましょう。

動きのあるポーズには「振り返り」がオススメ


動きのあるポーズを作りたいときは、振り返ってもらいながらシャッターを切ると良いでしょう。ランドセルを背負って歩いている時の後ろ姿は、顔が写っていなくても大切な記念になります。立ち止まってもらい声をかけて振り返らせると、後ろや横姿とお顔が写った写真が撮影できます。

記念写真は少し斜めに体を向けよう!

カメラに対して真正面にまっすぐ向いて撮影すると、まるで証明写真のように動きのない写真になりがちです。カメラに対して体を少し斜めに向けることで、体に動きが生まれ、さらに肩幅が狭く見えるのでスリムに見える写真になります。
カメラ側の足はカメラに対してまっすぐ正面に、奥側の足は、カメラ側の足のかかとに土踏まずのあたりをつけるようにしてY字に足の位置を決めると、自然に綺麗な立ち方になります。

人生の様々なシーンの中でも欠かせない入学や卒業の日を、ずっと残るきれいな思い出として写真にしっかり残しておきましょう。

(川上博司)

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